トップ >
最新情報 >
新任教員紹介(2024年4月1日)
最新情報
8名の新任の先生が着任されました
マイクロフルイディクス研究コア
石田 忠 准教授
2024年4月1日付けで、未来産業技術研究所の准教授として着任しました石田忠です。2008年3月に東京大学大学院工学系研究科で学位を取得した後,東京大学生産技術研究所にて特任研究員、その後、本学総合理工学研究科メカノマイクロ工学専攻にて助教、工学院機械系にて助教、准教授として活動してきました。これまでにMEMSやマイクロ流路をナノテクやバイオ医療に応用してきましたが、さらに発展させ、機械とバイオ医療の融合領域において重要となるマイクロツールの開発に尽力いたします。よろしくお願い申し上げます。
ものつくり基盤技術・社会実装コア
関口 悠 准教授 2024年4月1日付で未来産業技術研究所に准教授として着任いたしました関口悠です。2013年に大岡山で学位を取得した後,本研究所の前身である精密工学研究所に助教として採用していただいてから,接着接合に関わる研究に従事してきました。接合技術は,壊れてはいけない場所に使われることが多く,耐久性や信頼性に主軸を置いて研究してきましたが,一方で,剥がす技術というのも重要で,矛盾した課題に日々向き合っています。これからも,モノがくっついたり,剥がれたりする現象の研究を中心にしながら,少しずつ違う分野にも足を生みいれて,研究の幅を広げていければと考えております。今後ともよろしくお願いいたします。
佐藤・関口研究室:https://www.adhesion.first.iir.titech.ac.jp
ものつくり基盤技術・社会実装コア
平田 祐樹 准教授
2024年4月1日付で,未来産業技術研究所 ものつくり基盤技術・社会実装コアの准教授に着任いたしました平田祐樹と申します。
本学には2018年に工学院機械系の助教として着任の後、2019年より未来産業技術研究所の創形科学研究コアの助教として勤務して参りました。専門は機械工学、特に機能性薄膜による表面改質技術に従事しており、機械を摩耗から守るダイヤモンド状炭素(Diamond-Like Carbon: DLC)膜や、通常の材料とは異なる興味深い物性を持つグラフェンなどのナノ材料の合成技術や分析手法の開発、そしてその応用に向けた研究を行っています。今後も炭素系材料の研究開発及び産業の開拓に精一杯励んでいくとともに、本学と研究院の発展に貢献できるよう尽力いたします。皆様よろしくお願い申し上げます。
大竹・平田研究室:https://sites.google.com/view/hirata-lab/home(平田研究室)
先端材料研究コア
大井 梓 准教授 2024年4月1日付で未来産業技術研究所に准教授として着任いたしました大井梓です。2017年3月に本学で学位を取得した後,同年4月より本学の物質理工学院多田英司研究室の助教として7年間勤務してまいりました。
主な研究内容は,金属材料の溶解劣化機構の解明とそれに基づく高耐久性材料の開発です。これまでの研究の中で,特に金属材料の超微少溶解量を検出する技術開発に注力し,その技術を燃料電池触媒や鉄鋼材料に適用してまいりました。
今後は,技術の更なる高精度化に取り組むとともに,生体材料など扱う材料の対象を広げて,様々な分野における高耐久性材料の開発に貢献できるように努めてまいります。
今後ともご指導ご鞭撻のほど,どうぞよろしくお願いいたします。
大井研究室:http://www.elechemcorr.mtl.titech.ac.jp
先端材料研究コア
野平 直希 助教
2024年4月1日付で先端材料研究コア細田・田原研究室の助教として着任いたしました 野平直希と申します。2022年3月に本学にて博士後期課程を修了した後,未来産業技術研究所にお世話になり,2023年3月まで研究員,2024年3月まで特任助教として勤務してまいりました。
現在,主に生体医療分野やアクチュエータへの応用を狙ったチタン基形状記憶合金の研究に取り組んでおります。これまでの研究を基盤として,基礎・応用の両面からチタン合金の更なる発展を目指し展開していく所存です.引き続きお世話になります。今後ともご指導のほど,どうぞよろしくお願い申し上げます。
細田・田原研究室:http://www.mater.pi.titech.ac.jp/
先端材料研究コア
松村 隆太郎 助教
令和6年4月1日付けで未来産業技術研究所稲邑研究室の助教として着任いたしました松村隆太郎です。令和5年9月に本学にて博士後期課程を修了した後,本学の博士研究員として未来産業技術研究所に勤めてまいりました。現在,Mg-Zn-Y合金におけるキンク組織とそれによる強化機構に関する研究に取り組んでいます。研究では,変形の連続性を用いた幾何学解析と電子顕微鏡を用いた組織観察を行っています。これまでに培ってきた理論解析と実験技術を基盤として,社会実装や多様な材料の研究に携わりたい所存です。ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。
稲邑研究室:http://www.mrst.first.iir.titech.ac.jp/inamura_tit/
量子ナノエレクトロニクス研究コア
林 文博 助教
2024年4月1日付で未来産業技術研究所の助教に着任致しました林文博(LIN, Wenbo)です。
日々情報化が進んでいる現代社会では情報を高速かつ安全に処理することが一層求められるようになっています。量子技術は従来の情報処理技術の限界を打ち破る可能性を秘めた有力な候補と目されており,その実用化が競われています。同技術は個別の原子から固体としの物質,果てには光そのものといった幅広い物理系の利用が検討されていますが,中には未だに大掛かりな設備・装置を必要とし世の中で広く利用されるには課題が残されているものもあります。半導体微細加工技術に基づき集積化と大量生産に適したナノフォトニック技術を応用することで,これらの量子技術が単なる原理実証を超え広く社会に浸透するよう目指していきます。
中川研究室:http://photonics.ee.e.titech.ac.jp/
都市防災研究コア
陳 引力 助教
令和6年4月1日付けで科学技術創成研究院の助教に着任いたしました陳引力です。2022年に東工大で博士学位を取得し,その後2年間東京理科大学工学部建築学科で助教を務めました。東工大に助教として戻れる機会ができて,非常に嬉しいです。研究テーマは「超高層アクティブ免震のための制御方法・簡易方法の開発」です。近年では,建築物の上部構造の損傷を防ぐことや巨大地震直後に継続的な使用を目的として,免震構造の適用件数が急増している。また免震とアクティブ制御との併用(アクティブ免震)により,従来のパッシブ免震と比較して高い制御性能が得られる研究が多数報告されています。しかし,アクティブ免震において,よりいい性能を実現できる制御方法の提案と制御系の最大応答の予測方法の開発などの課題がまだ残っています。
今後はアクティブ免震の課題を解決するための研究を進めてまいりたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
佐藤大樹研究室:https://sites.google.com/site/daikisatotokyotech/