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中村 健太郎
(所長, 教授)
居室: R2棟108室
E-mail: director(at)first.iir.titech.ac.jp
※(at)を@に置き換えて下さい
未来産業技術研究所は東京工業大学科学技術創成研究院の4つの研究所の1つとして2016年4月に発足しました。機械工学,電気電子工学,材料工学,情報工学,環境工学,防災工学,社会工学など多岐に渡る研究を推進する約100名の教職員を擁する本学最大規模の研究所です。
本研究所のミッションは「広い研究領域を背景として新たな異分野融合領域を創出し,実社会に適用可能な技術を開発し,学術及び産業に貢献すること」であり,30年後の社会を担う次世代技術の基礎を生み育てるとともに,今必要とされているニーズに対応した産学連携を積極的に進めています。このミッションを実現すべく,学内の連携はもちろんのこと,各産業分野や医療分野などへの研究・開発展開を目的とした学外との連携を行っています。そのひとつとして2016年度から文部科学省ネットワーク型共同研究拠点である「生体医歯工学共同研究拠点」の活動を行っています。この拠点では,東京医科歯科大学生体材料工学研究所,広島大学ナノデバイス研究所,静岡大学電子工学研究所との連携により,異分野間の機能融合と新研究分野創出を図っています。2021年に終了した第1期の成果を引き継ぎ2022年度よりさらに進化した第2期の活動を始めております。また,東北大学歯学研究科との連携事業では,多くの教員が医歯工学分野の融合領域研究を推進しています。また,大型の産学連携として,スマート材料,高機能材料,スマートアクチュエータ,大型機械の効率化,次世代デバイス作製技術,異なった機能をもった電子デバイスの集積技術などに関する共同研究講座,協働研究拠点を設置しています。さらに,産業界や一般の皆さまを対象として毎年1回行われる研究院公開において各研究室を公開すると同時に未来研セミナーを企画して研究シーズの広報・公開に努めています。
未来産業技術研究所の強みは,様々な異分野をバックグラウンドとする研究者がそれぞれの分野で世界トップレベルの成果を出しながら,互いに協力して新たな分野の開拓や新規な社会課題に挑戦できる組織であることだと考えております。皆様が直面する解決すべき困難な課題を当研究所の所員にぶつけてください。今後ともご支援をどうぞよろしくお願い申し上げます。
2023年4月
未来産業技術研究所 所長