トップ > 最新情報 > 極限環境センシング技術シンポジウム開催報告(2019年2月20日)
最新情報
開催日 | 2019年2月20日(水)13:15~16:45(受付開始12:45~) |
開催場所 | 東工大蔵前会館 ロイヤルブルーホール |
参加費 | 講演会 :無料 技術交流会:2,000円(17:00~18:45) |
参加人数 | 90名 |
高温,高圧,海底,高線量,強電界,強磁場など,従来のセンサでは壊れてしまったり動作できない環境を「極限環境」と定義し,そのような環境下で利用可能なセンシング技術,そのような場所にセンサを設置する技術,また,そのような環境での現象解析技術を広く議論するためのシンポジウムを開催しました。このような極限環境センシング技術は,深層掘削,海底観測・開発,地熱発電,高放射線設備などにおいて,今後ますます必要とされると考えられます。
その開発のためには分野横断の総合研究領域の構築が必要であり,産学官で広く議論し知恵を出し合うプラットフォームとして,本シンポジウムが機能することをめざしております。今回は,その第1回として、主に廃炉などの高放射線環境下を中心に,センシングデバイス,センサ設置ロボット技術,予知保全について,6つの講演から成るプログラムとしました。想定を上回る90名近い参加者を得て,盛況なシンポジウムとなりました。参加者の内訳は、産74%、官9%、学17%でした。講演会の後の技術交換会にも50名程度が参加し、活発な意見交換が行われました。
シンポジウム会場の様子
開会挨拶(13:15~13:25) | |
中村健太郎(東京工業大学 科学技術創成研究院 未来産業技術研究所) | |
極限環境センシングデバイス(13:25~14:25) | |
山手 勉(長野計器株式会社) | 「光ファイバセンサによる極限環境センシング」 |
吉田 稔(白山工業株式会社) | 「電子部品を用いない広帯域高感度地震計測/光パルス干渉法」 |
休憩(14:25~14:40) | |
極限環境ロボティクス(14:40~15:40) | |
遠藤玄(東京工業大学工学院ロボティクス研究分野) | 「東工大機械系の廃炉支援ロボットの技術紹介」 |
広瀬茂男(東京工業大学名誉教授,Hibot CEO) | 「極限環境におけるロボティクス」 |
極限環境予知保全(15:40~16:40) | |
中村健太郎(東京工業大学 科学技術創成研究院 未来産業技術研究所) | 「分布型高速光ファイバセンシング」 |
西村昭彦・山田知典(日本原子力研究開発機構) | 「高放射線下・複合環境での遠隔計測技術の課題」 |
技術交流会(17:00~18:45)(東工大蔵前会館 手島清一記念会議室) |