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新任紹介(2025年4月1日)
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7名の新任の先生が着任されました
フォトニクス集積システム研究コア
宮本 智之 教授
2025年4月1日付で未来産業技術研究所の教授に昇任いたしました 宮本智之と申します。1996年に東京工業大学にて学位を取得して以来,助教授,講師,准教授として本学において教育・研究活動を続けてまいりました。
また,2004年からの2年間は,文部科学省研究振興局の任務を兼務しております。研究は光エレクトロニクス分野に取り組んでおり,学生時代から進めてきた半導体材料や面発光レーザの研究をもとに,近年は,レーザの新応用である光無線給電(Optical Wireless Power Transmission: OWPT)に注力しています。特に,システム・デバイスの開発と応用領域の開拓に取り組んでいます。次世代を担う若い方々が,社会に対してワクワクするような希望を抱ける “分野” を切り拓くことを強く意識し,日々研究を進めております。今後とも皆様と協力しながら,本学および研究院のさらなる発展に貢献できるよう,全力を尽くしてまいります。どうぞよろしくお願い申し上げます。
小山・植之原・宮本研究室:http://vcsel-www.pi.titech.ac.jp/
異種機能集積研究コア
中條 徳男 教授(特任)
2025年4月1日付で未来産業研究所 異種機能集積研究コアに着任しました中條と申します。これまで企業で、計測装置、情報機器、光通信モジュール、ミリ波モジュールなど様々な製品で高速伝送回路やパッケージ/基板のシグナル・パワーインテグリティなどの研究開発に従事してきました。今後はこれらの経験を活かし3次元積層技術 (BBCube) において、電気・熱解析、アーキテクチャ検討を行うとともに社会実装を進めていきたいと考えています。今後ともよろしくお願いします。
大場研究室:http://www.wow.pi.titech.ac.jp/
都市防災研究コア/多元レジリエンス研究センター
樋本 圭佑 教授
2025年4月1日付で多元レジリエンス研究センターに配属されました。
これまでは,国土交通省国土技術政策総合研究所で,建築物の防火基準に関する研究開発に従事してきました.防火基準と言っても,その対象は,避難安全,構造耐火,延焼防止など様々なのですが,私はその中でも延焼防止に関する検討を主に行ってきました。2024年1月の能登半島地震で発生した輪島市火災は,安全を確保すべき対象となる火災の最たる例です。山林火災は市街地火災に類似した火災ですが,最近では,2025年3月の大船渡市で大規模な山林火災が発生しています。気候変動の影響から山林火災の被害は大規模化している可能性があり,今後の取り組みが重要と考えています。これからご指導とご鞭撻を賜わりますようお願いいたします。
電子機能システム研究コア
金子 竜也 助教
2025年4月1日付で未来産業技術研究所の助教として着任いたしました,金子竜也と申します。
2023年3月に北海道大学大学院情報科学院にて学位を取得した後,東京大学にて特任助教として勤務しておりました.博士課程ではエッジデバイスに向けた機械学習のアルゴリズムとハードウェアの研究に取り組んできました。その後,連合学習と呼ばれるデータではなくAIモデルを共有することでプライバシーの維持と多数のデバイス間での協調学習を可能とする分散機械学習の研究に取り組んでいます。モノの知能化たる分散機械学習が次世代の情報社会を切り拓くという信念のもと邁進していく所存です。
これからご指導ご鞭撻の程よろしくお願い致します。
本村研究室:http://www.artic.iir.titech.ac.jp/
ものつくり基盤技術・社会実装研究コア
張 鋭璽 助教
2025年4月1日付で未来産業技術研究所平田研究室の助教に着任いたしました,張鋭璽と申します.
2023年に東京大学にて博士号を取得後,名古屋大学機械系にて2年間,助教として勤務しておりました.これまで,カーボン系材料の開発及びその構造評価に取り組んでおります。
カーボンニュートラル社会の実現に向け,長寿命化及び低エネルギー消費に貢献する炭素系硬質薄膜の耐摩耗性・耐酸化性を向上させるための新たな開発手法の確立を目指し,研究を進めてまいります.また,ナノテクノロジーの観点から,革新的な低次元物質の合成及び評価技術の発展に寄与したいと考えております。
今後ともご指導,ご鞭撻のほど,何卒よろしくお願い申し上げます。
平田研究室:https://www.mpsl.first.iir.isct.ac.jp/
量子ナノエレクトロニクス研究コア
齋藤 優人 助教
2025年4月1日付で量子ナノエレクトロニクスコア・德田研究室の助教に着任いたしました齋藤優人です。本年3月に生命理工学院にて博士後期課程を修了し学位を所得いたしました。これまでは高分子薄膜作製技術をベースに、ナノ材料の印刷・転写技術を掛け合わせた、生体貼付・埋め込み型の薄膜デバイス開発に取り組んでまいりました。德田研究室では研究室の強みである省電力・超小型デバイス向けの集積回路設計・作製技術を生かしたより高性能な医療デバイスの実現に向けた研究を進めるとともに、in vivo, in vitro評価系の構築など、ナノエレクトロニクスとバイオの融合にも挑戦できればと考えております。至らぬ点も多くあるかと思いますが、ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。
德田研究室:http://www.tokuda-lab.ee.e.titech.ac.jp/
量子ナノエレクトロニクス研究コア
松田 汐利 助教
2025年4月1付で、未来産業技術研究所鈴木左文研究室の助教に着任いたしました松田汐利です。2025年3月に神戸大学大学院システム情報学研究科の博士後期課程を1年早期で修了しました。これまで、蛍光標識した細胞に光をあて、励起した蛍光を観察することで、細胞の構造を可視化する3次元生体イメージングの研究に取り組んできました。今後は、テラヘルツ波が細胞に与える影響を観察する研究、テラヘルツデバイスを用いた生体計測に関する研究などに挑戦したいと考えております。ご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。
鈴木研究室:http://www.pe.titech.ac.jp/SuzukiLab/