トップ > 最新情報 > 世界初、スーパーコンピュータ「富岳」を用いてグラフ解析性能200 TeraTEPSを突破:藤澤克樹教授(デジタルツイン研究ユニット)
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10期連続Graph500首位、高いビッグデータ処理能力を証明
東京科学大学、理化学研究所、株式会社フィックスターズ、日本電信電話株式会社、富士通株式会社による共同研究グループ※は、大規模グラフ解析に関するスーパーコンピュータの国際的な性能ランキングである「Graph500」のBFS(Breadth-First Search:幅優先探索)部門において、スーパーコンピュータ「富岳」の測定結果を大幅に向上させ、世界第1位を獲得しました。「富岳」としては10期連続での世界第1位となります。今回達成した性能は約204 TeraTEPS(テラテップス)で、世界で初めて200 TeraTEPSを上回りました。
このランキングは、現在米国ジョージア州アトランタのジョージア・ワールド・コングレス・センターおよびオンラインで開催中のHPC(ハイパフォーマンス・コンピューティング:高性能計算)に関する国際会議「SC24」にて、Graph500 Committeeから発表されました。また、SC24では本測定の詳細に関する論文を共同研究グループから発表します。
大規模グラフ解析の性能は大規模かつ複雑なデータ処理が求められるビッグデータの解析における重要な指標です。共同研究グループは「富岳」を用いた大規模グラフ処理技術の開発を引き続き進めていきます。
スーパーコンピュータ「富岳」