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新任紹介(2023年4月1日)
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19名の新任の先生が着任されました
知能化工学研究コア
小杉 哲 助教
2023年4月1日付で未来産業技術研究所に助教として着任いたしました小杉哲です。2023年3月に東京大学大学院情報理工学系研究科で博士後期課程を修了しました。専門はコンピュータビジョンで,博士課程では画像品質向上の研究に従事し,特にデータセット作成コストを削減した画像品質向上の実現を目指してきました。今後は,画像だけでなく言語や音声などのマルチメディアを活用し,人間と機械の認知理解をさらに深めるために研究の幅を広げていく予定です。まだまだ未熟な部分もありますが,ご指導いただけるようお願い申し上げます。
奥村・船越研究室:http://lr-www.pi.titech.ac.jp/
融合メカノシステム研究コア
金 俊完 教授
2023年4月1日付で,未来産業技術研究所融合メカノシステム研究コアの教授として着任いたしました金俊完です。2005年3月に東京大学大学院工学系研究科で学位を取得した後,本研究所の前身である精密工学研究所の助教,准教授として勤務してまいりました。東京大学で修得したMEMS技術を発展させ,東京工業大学では世界トップの出力パワー密度を有するマイクロポンプを開発し,このポンプを新原理のマイクロアクチュエータやセンサへ応用する研究に取り組んでまいりました。2021年8月から1年間,英国ケンブリッジ大学のInstitute for Manufacturing (IfM)でVisiting Academic Fellowとして在外研究を行い,専門分野をナノ加工技術(Nanomanufacturing)へ拡張することができました。これまで研究してまいりました,(a)バイオエンジニアリング,(b)メカトロニックス,(c)マイクロ・ナノ加工技術を融合し,医工連携によるイノベーションを推進するとともに生体医歯工学共同研究拠点にも貢献できるよう尽力いたします。よろしくお願い申し上げます。
金研究室:http://www.smart.first.iir.titech.ac.jp/
創形科学研究コア
松尾 剛 准教授(特任)
2023年4月1日付で未来産業技術研究所に特任准教授として着任しました松尾剛です。1997年3月に慶應義塾大学大学院理工学研究科応用化学専攻後期博士課程を修了し,理化学研究所,北海道大学電子科学研究所,慶應義塾大学先端生命科学研究所,民間会社,分子科学研究所を経て,2020年12月に東工大・研究員となり,その後,今回の着任となります。専門は接着工学と有機合成化学です。今後,所属する佐藤千明研究室のコンセプトである機械工学と化学の境界領域において,水素燃料電池(FC)に使用される接着剤の開発を行い,FCの高耐久性と長寿命化の実現を目指します。今後とも,どうぞよろしくお願いいたします。
佐藤研究室:http://www.adhesion.first.iir.titech.ac.jp
先端材料研究コア
野平 直希 助教(特任) 2023年4月1日付で未来産業技術研究所先端材料研究コア細田・田原研究室の特任助教として着任いたしました野平直希と申します。2022年3月に本学にて博士後期課程を修了した後,未来産業技術研究所の研究員として勤務してまいりました。現在,主に生体医療分野やアクチュエータへの応用を狙ったチタン基形状記憶合金の研究に取り組んでおります。これまでの研究を基盤として,基礎・応用の両面からチタン基形状記憶合金の更なる発展を目指し展開していく所存です。今後ともご指導ご鞭撻のほど,どうぞよろしくお願い申し上げます。
細田・田原研究室:http://www.mater.pi.titech.ac.jp/
歯工連携イノベーション研究コア
江草 宏 教授(特定)
2023年4月1日付で未来産業技術研究所の特定教授に着任いたしました。専門は歯科における再生医学および材料学などです。歯科医師/研究者として次世代医療技術の創生を目指し,分子生物学や材料工学的なアプローチから歯科医学の研究に取り組んでいます。失われた歯や顎の骨を幹細胞や生体模倣材料を用いて再生する技術や,CAD/CAMや3Dプリンタを用いた新規歯冠修復材料の開発に焦点を当てると共に,歯を切削する技能をAIで評価する技術開発なども進めています。様々な専門分野をもつ本研究所の皆様とのディスカッションや共同研究から,広い視野で共創プラットフォームやネットワークが構築されることを楽しみにしております。
東北大学大学院歯学研究科:http://crbr.dent.tohoku.ac.jp/
歯工連携イノベーション研究コア
金髙 弘恭 教授(特定)
2023年4月1日付で未来産業技術研究所に特定教授として着任いたしました金髙弘恭(Kanetaka, Hiroyasu)と申します。1997年に東北大学大学院歯学研究科歯学臨床系博士課程を修了した後,東北大学大学院歯学研究科、医工学研究科にて,歯学と工学の最先端技術を応用した異分野融合研究による革新的生体材料や新規医療機器の開発に関する研究に取り組んできました。今後は,独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)勤務における薬機承認審査での経験も活用し,未来研の他分野とも連携しながら,世界トップクラスの医療機器開発に挑戦してきたいと考えております。今後とも,何卒,宜しくお願い申し上げます。東北大学大学院歯学研究科:https://www.dent.tohoku.ac.jp/field/liaison/02/index.html
歯工連携イノベーション研究コア
鈴木 治 教授(特定) 2023年4月1日付で未来産業技術研究所(IDEAコア)特定教授に着任いたしました鈴木治と申します。私は山形大学大学院工学研究科で繊維高分子工学(修士課程)を学び,その後セラミックス材料メーカー研究員,エンジニアリング企業の主任研究員となり,この間,東北大学大学院医学系研究科で学位(医学)を取得,また米国ボストン市にあるForsyth Dental CenterでVisiting Scientistとしてバイオセラミックスの物理化学研究を行いました。2004年から東北大学大学院歯学研究科教授に着任後は,リン酸八カルシウム(OCP)骨補填材の基礎および医療機器開発を指向した研究を行ってきました。未来研との連携を通じ,セラミックスバイオマテリアルの新規機能の開拓を実現し社会実装を目指したいと考えています。今後ともよろしくお願いいたします。東北大学大学院歯学研究科:https://www.dent.tohoku.ac.jp/field/maxillofacial/02/index.html
歯工連携イノベーション研究コア
高橋 信博 教授(特定)
2023年4月1日付で未来産業技術研究所に特定教授として着任いたしました髙橋信博(東北大学大学院歯学研究科口腔生化学分野)です。歯工連携イノベーション機構(IDEA: Innovative Dental-Engineering Alliance)を通して、未来研と東北大・歯の研究連携の推進に努めます。専門は、口腔生化学、マイクロバイオーム代謝機能解析、細胞代謝機能解析で、口腔マイクロバイオームと宿主の疾患及び健康との因果関係を、双方の代謝機能から解明することを目指しています。マイクロバイオーム構成細菌群や宿主細胞・組織の代謝活性をリアルタイムで捉え、そこで生じる微量な代謝物を同定・解析するためには、マイクロセンサリングなど未来研の技術が不可欠であり,連携研究に期待しています。どうぞよろしくお願いいたします。
東北大学大学院歯学研究科:https://www.dent.tohoku.ac.jp/field/biology/01/index.html
都市防災研究コア
小川 康雄 教授
4月から多元レジリエンス研究センター 火山・地震研究部門に異動となりました小川康雄と申します。私は,1983年から2000年まで通商産業省工業技術院(現在の産総研)に勤務し,2001年から昨年度末まで、東京工業大学理学院火山流体研究センターに所属しておりました。専門は,電磁地下構造探査です。研究内容は、電磁探査法の技術開発とその応用です。活火山をはじめ、地震発生場、超臨界地熱資源、地下水を対象として,広く国内外で研究を進めてきました。多元レジリエンス研究センターでは,防災をキーワードにより広い分野の方々と交流を深め,センターの発展に寄与したいと思います。
小川研究室:https://sites.google.com/view/yasuoogawatitech
都市防災研究コア
野上 健治 教授
2023年4月1日付で理学院火山流体研究センターより多元レジリエンス研究センターへ異動・着任いたしました野上です。専門は火山学・地球化学などです。1993年に本学の草津白根火山観測所に助手として着任して以来、草津白根火山や全国ならびに海外での活動的火山において地球化学的手法による火山観測研究に従事してきました。火山活動はエネルギーと物質の持続的放出現象であり、化学的手法による観測研究は地質学的・地球物理学的手法とならび、火山観測研究の3本柱の一つです。東工大では1950年代から化学的手法による観測研究を続けてきました。その伝統を受け継いで、研究を一層発展させる所存です。よろしくお願いいたします。
都市防災研究コア
神田 径 准教授
2023年4月1日付で多元レジリエンス研究センター准教授に着任しました神田径です。専門は火山学・地球電磁気学です。東京大学で学位を取得後、京都大学防災研究所勤務を経て、2010年より東京工業大学火山流体研究センターに勤務しておりました。引き続き群馬県草津町にある草津白根火山観測所にて、草津白根山をはじめとした活火山における観測研究に従事していく所存です。水蒸気噴火はなぜ発生するのか?噴火の発生場はどんな構造でどんな物理プロセスが起こっているのか?などに興味をもって研究を進めております。どうぞよろしくお願いいたします。
神田研究室:http://www.ksvo.titech.ac.jp/~kanda/
都市防災研究コア
寺田 暁彦 准教授
東京都文京区に生まれ,学位取得後は,北海道や九州の火山観測所を拠点として,噴火災害を含めて様々な現場で経験を積んできました。特に草津白根山では,観測網の設計から運用までを担っています。本物の火山を実験室として活用し,ドローンや土壌ガス,火口湖など多様な方向から火山現象の理解を試みています。火山噴火の予測が実用的に可能となるのはまだ先の話です。研究の進展を待っているうちに次の噴火が発生してしまいます。不確実な活動予測のもとで,社会がより良い判断を行うために火山研究者が為すべきことは何か,実際の火山の山麓で考えてゆきたいと思います。
寺田研究室:https://sites.google.com/view/terada/home
都市防災研究コア
黒澤 未來 助教
2023年4月1日付で未来産業技術研究所の助教として着任いたしました黒澤未來(くろさわみく)と申します。2022年に東京工業大学で博士課程を修了しました。これまでは、建築物において非構造部材と呼ばれる外壁や内壁に対して、構造実験を行い地震時の挙動を追究してまいりました。また、福島県沖の地震(2022.3.16)の後には、各種免震装置および免震エキスパンションジョイントの被害に関する現地調査に携わりました。今後は、構造的な性能に加えて機能性や使用性を含めた幅広い視点をもって、地震後の建築各種部材の継続使用に貢献していきたいと考えております。ご指導ご鞭撻のほど、どうぞよろしくお願いいたします。
吉敷研究室:https://www.udprc.first.iir.titech.ac.jp/~kishikilab/
コマツ革新技術共創研究所
齊藤 卓志 教授
2023年4月1日付で未来産業技術研究所・コマツ革新技術共創研究所に教授として着任しました齊藤卓志です。専門は熱工学で,熱を使った材料加工や熱物性制御に取り組んできました.1996年12月に本学大学院理工学研究科生産機械工学専攻の博士(工学)を取得し,米国ミネソタ大学のポスドク研究員,本学工学部の助手,助教授,准教授を経て現在に至ります.最近は界面近傍におけるミクロ・マクロの伝熱機構の解明に取り組んでおり,これらの知見を機器の電動化に際して不可欠な冷却・放熱問題に役立てることで,総合的なエネルギー効率向上を図るための熱マネジメント技術に発展させたい考えています.どうぞよろしくお願いいたします。
コマツ革新技術共創研究所:http://komatsu.first.iir.titech.ac.jp
コマツ革新技術共創研究所
住谷 明 教授(特任)
2023年4月1日付で未来産業技術研究所コマツ革新技術共創研究所に特任教授として着任しました住谷明と申します。1987年4月に株式会社小松製作所に入社し、以来一貫して研究本部および開発本部にて研究開発活動に携わり、産学連携も活用して材料、機械要素の研究を実施してきました。2007年3月に九州大学にて博士の学位を取得すると共に、技術研究組合等にて研究プロジェクトの責任者を務めた後、材料技術センタおよび電動化開発センタにて幅広い機械要素の研究を統括してきました。2019年4月よりコマツ革新技術共創研究所の副拠点長としてトライボロジー技術による建設機械の効率向上に関わる技術開発に関わっており、今年度からは電動化を含めたカーボンニュートラルを志向した要素技術に関する研究に重点的に取り組みます。どうぞよろしくお願いいたします。
コマツ革新技術共創研究所:http://komatsu.first.iir.titech.ac.jp