最新情報
16名の新任の先生が着任されました
都市防災研究コア
小原 拓 助教 2019年4月1日付で未来産業技術研究所都市防災研究コア河野進研究室の助教に着任致しました小原拓です。本年3月に本学環境・社会理工学院建築学系にて学位を取得致しました。専門は建築構造で,主にコンクリート系建築物の耐震性能に関する研究に取り組んできました。特に,博士課程では地震後の建物の機能維持・早期復旧が可能となる損傷制御型構造システムの確立を目的とし,部材の損傷評価および損傷を予測できる簡易的な解析モデルの構築を行いました。今後は,研究の幅をより一層拡げ,都市全体の安全性を向上する研究に取り組み,本学発展のために尽力してまいります。ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い致します。
LG×JXTGエネルギー スマートマテリアル&デバイス共同研究講座
姜 聲敏(カン ソンミン) 特任准教授 平成31年4月1日付で,未来産業技術研究所LG×JXTGエネルギースマートマテリアル&デバイス共同研究講座の特任准教授に着任いたしました姜聲敏です。これまで,有機・高分子材料の分野で液晶をメインとした機能性材料・ソフトマターの構造と物性の基礎研究に従事してまいりました。直近では,機能性ソフトマターの応用とデバイスの研究開発に携わってまいりました。この度は,本講座を通して未来社会に役立つスマートなソフトマテリアルおよびデバイスの創成に邁進してまいります。本講座の面白みは,皆様から”なぜ”と思わせるような枠組みにあると思っています。世間の予想を超える新しい取り組みとシナジーを通して新しい形の産学官連携を実現させ,成果に結びつけて行きたいと思っています。今後とも何卒宜しくお願いいたします。
コマツ革新技術共創研究所
菊池 雅男 特任教授平成31年4月1日付で,工学院からOI機構協働研究拠点コマツ革新技術共創研究所に移動しました菊池雅男です。本学の金属工学科を卒業し材料科学専攻修士課程を昭和54年に修了するまで,旧精密工学研究所の梅川研究室に所属しました。その後,株式会社小松製作所(コマツ)に入社し,平成26年に定年退職するまでほぼ一貫して研究開発業務に携わり,その間平成2年に本学より博士号を取得しました。本学がコマツとの間で平成27年4月に設立したコマツ建機革新技術共同研究講座に特任教授として着任し,コマツ製品の性能向上を目的にトライボロジー関連技術の研究を推進してきました。今後は,コマツ革新技術共創研究所の一員として,本学産学連携活動のさらなる発展,進化に貢献して参ります。どうぞよろしくお願い申し上げます。
コマツ革新技術共創研究所
京極 啓史 特任教授 平成31年4月1日付けで,オープンイノベーション機構協働研究拠点コマツ革新
技術共創研究所に特任教授として着任いたしました京極啓史です。
本年3月31日付で工学院・機械系を定年退職し、それまでコマツ建機革新技術
共同研究講座に参加させていただいた縁で、引き続き特任教授としてお手伝いす
ることになりました。機械系では主に油圧機器を含む各機械要素に関するトライ
ボロジーについて教育・研究を40年近く行ってきましたが、これからは機械屋と
しての観点からのみならず、産学連携のあり方などについてもお役に立てたらと
思いますので、よろしくお願いいたします。
創形科学研究コア
佐藤 千明 教授 平成31年4月1日付けで着任しました佐藤千明と申します。私は東工大を卒業後,精密工学研究所に長く在籍していた経緯があり,研究所の名前は未来産業技術研究所に変わりましたが,古巣に戻ってきた感じです。私の研究内容は”接着接合”であり,いわゆる”糊付け”です。しかし接着剤の近年の進歩により,自動車や航空機など,従来は考えられなかった用途にまで適用が進んでいます。これを機械工学,特に材料力学的な観点で取り扱うことが研究の中心課題になっています。応用研究に近い内容ではありますが,科学技術創成研究院の重要なミッションである”社会実装”を目指して努力する所存ですので,今後ともよろしくお願い申し上げます。
融合メカノシステム研究コア
杉田 直広 助教 2019年4月1日付で未来産業技術研究所・進士研究室の助教に着任しました杉田直広です。私は2017年3月に慶應義塾大学にて学位を取得しました。機械・流体システムのダイナミクスが専門で,学位論文では音場中の気泡ダイナミクスの研究を行っていました。2017年4月に株式会社IHIに入社し,その後の2年間は産業用圧縮機・過給機などの回転流体機械の振動解析および計測技術に関する研究開発に取り組んできました。所属する進士研究室での研究テーマは,私にとって初めて取り組むものが多く,異なる専門性を融合することで大きな価値を生み出していけることを楽しみにしています。
LG×JXTGエネルギー スマートマテリアル&デバイス共同研究講座
關 隆史 特任教授 2019年4月1日付で,未来産業技術研究所のLG×JXTGスマートマテリアル&デバイス共同研究講座の特任教授に着任いたしました關隆史です。これまでJXTGエネルギー株式会社において,液晶高分子を使ったLCDディスプレイ用の視野角補償用フィルムの開発や,ブロック共重合体を使ったOLED用の光り取出し構造の開発に従事してまいりました。この4月から,アカデミック,素材メーカ,デバイスメーカが協業することにより,快適な生活や,社会システムの変革に繋がるソフトマテリアルの研究開発を行ってまいります。ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いします。
コマツ革新技術共創研究所
田中 真二 特任准教授 平成31年4月1日付でオープンイノベーション機構 協働研究拠点 コマツ革新技術共創研究所の特任准教授に着任しました田中真二です。平成11年に本学の旧生産機械工学専攻中原・京極研究室で博士後期課程を修了後,助手,助教として本学に勤務し,平成27年からはコマツ革新技術共同研究講座の特任准教授として勤めて参りました。専門はトライボロジーで,コマツ革新技術共同研究講座ではコマツの研究者と一緒に油圧機器の高出力化に伴うトライボロジー問題に取り組んできました。この4月からは大岡山からすずかけ台へ場所を移し,本学の新しい産学連携プログラム「協働研究拠点」の下で産学連携をさらに深化させて研究を進める所存です。よろしくお願い申し上げます。
量子ナノエレクトロニクス研究コア
德田 崇 教授 このたび着任いたしました德田です。ラボは大岡山キャンパスにあり,教育の主担当は電気電子系ライフエンジニアリングコース,副担当が電気電子系電気電子コースです。
大学で半導体成長(当時とても流行った窒化物半導体)を学び,その後奈良先端大で20年にわたって集積回路・新材料・新構造を組み合わせたエレクトロニクスデバイスの研究に取り組んできました。とくにバイオセンシングや生体埋め込みデバイスに力を入れて来ています。
今後も研究の軸足をエレクトロニクスに置き,アプリケーションとしてバイオ・IoTの新しい展開を目指してまいります。まだお部屋には段ボールが積んであるだけで学生さんもいませんが,鋭意頑張っていきたいと思います。皆さま,これよりどうぞよろしくお願いいたします。
LG×JXTGエネルギー スマートマテリアル&デバイス共同研究講座西村 涼 特任教授 4月よりLG×JXTGエネルギースマートマテリアル&デバイス共同研究講座に着任しました西村涼です。本講座は,東工大と民間企業2社がサプライチェーンや産学の壁を越えてシームレスに素材・デバイス開発に取り組む挑戦的なプログラムです。これまで,高分子液晶を利用した光学フィルム,フォトニック結晶による色素増感太陽電池の高効率化など,サブミクロサイズの微細構造によって発現するフォトニクス効果を利用した光学製品開発に取り組んできました。その後,マーケティング部門に移り,開発した製品の事業化に従事し,再びシーズ研究に戻ってきました。世界有数のアカデミアである東工大が有する知識・技術に大いに期待しており,企業での経験を活かし社会実装を前提とした研究開発に努めたいと思います。
創形科学研究コア
平田 祐樹 助教 平成31年4月1日付で,未来産業技術研究所助教に着任いたしました平田祐樹と申します。平成28年3月に東京大学において学位を取得した後,本学工学院にて助教として勤務して参りました。専門は機械工学で,特にダイヤモンド状炭素をはじめとする炭素系材料のさらなる産業応用を目指し,三次元成膜手法の開発と機械的特性評価に取り組んでおります。今後も本学の研究環境を大いに活用して,炭素系材料の研究開発及び産業の開拓に精一杯励んでいくとともに,本学と研究院の発展に貢献できるよう尽力いたします。皆様よろしくお願い申し上げます。
コマツ革新技術共創研究所
北條 春夫 特任教授 未来産業技術研究所の前身である精密工学研究所で,歯車のダイナミックスを中心に研究をしていました。2016年3月の定年退職にあたり,コマツとの産学連携に参画するよう誘いを受けて,微力ながらお手伝いをしています。今日,自動車を含む大型の機械システムを支える基盤技術,特に機械要素技術分野における技術開拓は,欧米ばかりか中国などの近隣国で「学」が政府を巻き込んで活発に行われていますが,国内においては,これを支える枠組みが産学を通じて今や風前の灯です。設備と人材と時間がしっかり確保できてはじめて成り立つ基盤技術の研究を組織的に進展させる新たな枠組みとして期待を感じています。
コマツ革新技術共創研究所
益子 正文 特任教授 平成31年4月1日付けで,オープンイノベーション機構協働研究拠点コマツ革新技術共創研究所に特任教授として着任いたしました益子正文です。
本学常勤時は工学系化学工学専攻でトライボロジーの教育研究を行ってきました。平成27年3月に定年退職し名誉教授の称号を戴き,直ちに同年4月発足のコマツ建機革新技術共同研究講座に研究員として参画し4年間を過ごしてまいりました。本研究講座はトライボロジーを中心とした建機油機に関する研究を行ってきたもので,平成31年4月からは規模が拡充・拡大された第2期に入り,拠点を大岡山キャンパスからすずかけ台キャンパスへと移ってまいりました。これからは特任教授としてプロジェクトの運営に関わっていくこととなります。宜しくお願い申し上げます。
電子機能システム研究コア
本村 真人 教授 2019年4月1日付で本学に着任致しました。科学技術創成研究院に新しく設置される「AIコンピューティング」研究ユニットにおいて,深層ニューラルネットなどの新しい知識情報処理群を支えるコンピューティングアーキテクチャやリコンフィギュラブルハードウェア技術の研究を推進してまいります。担当は情報通信コースとなっております。2010年度までは主にNEC研究所において,2011年度からは北海道大学大学院情報科学研究科 教授として,この分野の研究に長年携わってまいりました。今後,本学の関係諸先生方や外部組織と連携して,より分厚く幅の広い研究活動・産学連携活動を展開したいと考えております。どうぞよろしくお願いします。
実大加力実験工学共同研究講座
渡井 一樹 特任助教
平成31年4月1日付で着任いたしました渡井一樹と申します。
私は平成30年3月より科学技術研究創成院 未来産業技術研究所 実大加力実験工学共同研究講座に研究員として着任し,超高層建築物の制振構造をはじめとする,制振設計法の研究を行っています。この度,当講座の特任助教を務めさせて頂くことになりました。
近年,社会に甚大な被害をもたらす地震動が多く発生しており,今後も日本国内の各地で大きな地震が発生する確率が高いとされています。都市・建物の安全性を高めるためには,高性能な制振デバイスの開発や制振設計法の整備が必要となりますが,実大規模のデバイスを試験できる装置が日本国内にないという問題を抱えています。当講座で提案している世界最大の動的加力装置は,耐震工学の発展だけでなく,安全・安心な社会の実現に貢献するものと考えています。よろしくお願いいたします。
LG×JXTGエネルギー スマートマテリアル&デバイス共同研究講座
渡辺 順次 特任教授 4月よりスマートマテリアル&デバイス共同研究講座に着任しました渡辺順次と申します。私は平成26年まで東工大の有機・高分子物質専攻の教授として高分子液晶の研究を行ってきました。また定年退職後はJST:S-イノベ研究(高分子透明光学材料の創生)を,代表者,主任研究員として昨年度まで遂行してまいりました。
本共同研究講座では,従来の枠にとらわれない新たなフレームワーク,すなわち世界トップクラスの研究力を有するアカデミック(TIT),高い技術力を有する日本の材料メーカー(JXTG),及び国際的競争力を持つ韓国のデバイス・セットメーカー(LG)による国際的協業をベースとしたソフトマターデバイスの開発研究を推進します。私は,基礎研究から得た成果,情報を基盤に開発研究,技術開発を支援し,短期間での社会的価値/経済的価値の同時実現を目指すつもりです。