トップ > 最新情報 > 伊賀健一栄誉教授が,2022 Wiley-IEEE Press Professional Book Awardを受賞(2023年2月1日)
最新情報
受賞者 | 伊賀健一名誉教授 |
受賞先 | 半導体レーザー国際会議(ISLC2022) |
受賞対象 | 2021年に出版された面発光レーザーに関する専門書 “VCSEL Industry: Communications and Sensing(面発光レーザー工業:通信とセンシング)” |
賞 | Wiley-IEEE Press Professional Book Award |
受賞日 | 2023年2月1日(水) |
10月18日に島根県松江市で開催された半導体レーザー国際会議(ISLC2022)にて授賞式が執り行われました。ISLC2022のGeneral Chair(ジェネラル・チェア)である粕川秋彦氏がIEEEを代表して記念楯を授与しました。そのあと伊賀栄誉教授は,この賞とも関係のあるIEEE Edison Medal(IEEEエジソンメダル)受賞記念講演を行いました。
この本はIEEE通信ソサイエティーの推薦によって著作が始まったものです。アメリカ,香港,日本に在住の3人の著者によって準備が始まりましたが,丁度2020年にCOVID-19の感染が世界的に広まった時期でした。そのため,お互いに対面で会うことが許されなかったにもかかわらず,リモートの編集会議を幾度となく行い,分担の章のみならずお互いの記述についても十分な議論を尽くしました。このことは,むしろリモートでの著作であったのがよかったと思います。そして、約2年の時を経て2021年12月に出版にこぎつけました。
内容としては,私の発明した面発光レーザーが産業レベルになり,世界中に広まっていることを鑑み,学術的というより,産業のプロフェッショナルを対象に書かれています。B5拡張版323ページ,各専門の企業から提供された写真などが多く掲載されている読みやすい本です。国際的にも手に入りやすい電子版も用意されています。
小山二三夫教授(フォトニクス集積システム研究コア)
http://vcsel-www.pi.titech.ac.jp/