トップ > 最新情報 > 新方式ライダーの開発に成功:中村健太郎教授(電子機能システム研究コア)
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連続光の相関を制御、高速振動の分布検出が可能に
東京工業大学の中村健太郎教授は,横浜国立大学の理工学部4年生 清住空樹さんと水野洋輔准教授,芝浦工業大学の李ひよん助教らとの共同研究で,光相関制御型の新方式ライダーを開発し,100 kHzの高速振動を検出することに成功しました。測距と高速振動検出を同時に行うことは従来の方式では困難でしたが,本方式では連続光の干渉の性質を巧みに制御することで実現可能となりました。このライダーにより空気の流れを可視化できる可能性があり,部屋の換気効率の測定やマスク周辺の乱流等の検出を通じ,感染症対策への貢献が期待されます。
本研究成果は,2021年10月21日(現地時間)に国際科学雑誌「APL Photonics」のオンライン版に掲載されました。なお,本研究は,科学研究費補助金(課題番号20J22160,20K22417, 21H04555)の支援を受けたものです。
中村健太郎教授(電子機能システム研究コア)
http://www.nakamura.pi.titech.ac.jp/