トップ > 最新情報 > 世界最高速の帯域100 GHzを超える直接変調レーザを開発:小山二三夫教授(フォトニクス集積システム研究コア)
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SiC基板上メンブレンレーザにより低消費電力で実現
日本電信電話株式会社(以下 NTT)は、東京工業大学(以下 東工大)科学技術創成研究院 未来産業技術研究所の小山二三夫教授と共同で,高熱伝導率を持つSiC基板上にインジウムリン系化合物半導体を用いたメンブレンレーザを開発しました。直接変調レーザとして世界で初めて3dB帯域が100GHzを超え,毎秒256ギガビット(2,560億ビット)の信号を2 km伝送できることを確認しました。
直接変調レーザは,現在,データセンタで広く使用されていますが変調速度に限界があり課題とされてきました。本成果を用いれば,今後予想されるトラフィックの増大に低コスト・低消費電力に対応でき,また本技術の研究開発を進展させることで,NTTが提唱するIOWN構想を支える大容量光伝送基盤の実現に貢献していきます。
小山二三夫教授(フォトニクス集積システム研究コア)
http://vcsel-www.pi.titech.ac.jp/