トップ > 最新情報 > 住まい・学校・職場の地震に対する安全性を考えるシンポジウム(2016年11月12日開催)
最新情報
日時: 2016年11月12日(土)14:00~17:30
会場: 東京工業大学 田町キャンパス キャンパス・イノベーションセンター 1階 国際会議室
講師: 高山峯夫,坂田弘安(福岡大学)
河野進,山田哲,竹内徹,笠井和彦(東京工業大学)
詳細webページ:http://www.msl.titech.ac.jp/~serc/seminar2016/
【講演内容】
建物の耐震安全性や都市防災について研究を進めている東京工業大学では,建物の安全性について,一般市民へ向けて広く発信するシンポジウムを開催し,熊本地震の教訓,強靭な建物や都市を作るための取り組みについて紹介する。発表した内容は以下の通りである。
・熊本地震の教訓
・木造住宅の安全性
・学校校舎・マンションの安全性
・学校体育館の安全性
・耐震改修とその効果
・高層ビルの安全性
【開催報告】
防災・日本再生シンポジウム「住まい・学校・職場の地震に対する安全性を考えるシンポジウム」を2016年11月12日(土)に,東京工業大学田町キャンパスイノベーションセンター1階国際会議室で開催しました。一般市民・高校生を含め69名の参加がありました。
招待講演を含め6名の耐震構造を専門とする教授による講演がありました。市民の方も建物の耐震性能について高い関心があり,講演後には積極的な質問もありました。
本シンポジウムは,一般市民や学生に向けて,「分かりやすさ」を重視して行われました。時として専門家の発信する情報は専門用語が多く一般市民には理解しにくい場合があります。大地震時に被害を低減するためには,正しい知識を市民一人一人がもつことが重要です。今回のような,一般市民向けに研究の最前線の知識を分かりやすく伝えるシンポジウムを今後も継続的に行い,市民の防災力の向上に役立てていきたいと考えています。
主旨説明を行う笠井教授 講演中の会場風景
文責:佐藤大樹(都市防災研究コア・准教授)